「夜の物語」

2017/01/19

「今回のBOOKテーマ」
1月から新しいテーマに変わりました。

第三回目のBOOKテーマは「夜の物語」です。

夜は、昼間の明るさの中で
はっきりと見えていたものの姿があいまいになり、
遠くの景色は闇に沈んでいきます。
距離や時間の感覚、夢と現実があいまいになり、
かわりに姿を現すのは、星、森のみみずく、サンタクロース、
銀河を走る列車、おばけ、遥かな河岸の住人たち。

目には見えない、手では触れない、世界のもう半分、「夜」の本を並べます。

「くらやみがトムにこう問いつめているように思われるのだ。
-おいでよトム。大時計が十三時をうったよ。きみはいったいどうするつもりなんだ?」
「トムは真夜中の庭で」フィリパ・ピアス/作 高杉一郎/訳より抜粋

※「今回のBOOKテーマ」とは…
「むあ文庫」が設定したテーマをもとに選定した本をカフェ内に陳列する企画です。
テーマは定期的に変わります。「今回のテーマ本」というラベルがついた本は、
すべてこのテーマをもとに選んだ本です。