新しい本、入りました。

2021/1/24

「スモンスモン」
ソーニャ・ダノウスキ/文・絵 新本史斉/訳
岩波書店

1978年ドイツ生まれの作家。鉛筆とインク、水彩絵の具を使った絵。
ナミ国際絵本イラストレーション・コンクールのゴールデンアイランド賞、
パチェルダー賞オナーブックなど受賞歴多数。

◆読者はみな、この絵本の中を訪れる異邦人。少しずつ新たな言語を獲得していく過程を経て、気づけばまたもう一度訪問したくなるような、そんな不思議な場所の物語です。

「もみじのてがみ」
きくちちき/作・絵
小峰書店

1975年北海道生まれの絵本作家。デビュー作の「しろねこくろねこ」が、
2013年ブラティスラヴァ世界絵本原画展で金のりんご賞を受賞。

◆山に住む生きものにとって、紅葉は秋の訪れではなく、冬じたくの合図。この絵本に出てくる3匹のように、季節の訪れを、景色の変化を、
ただただ感じていたいと思います。

「安房直子コレクション1 なくしてしまった魔法の時間」
安房直子/作
偕成社

20年前に50歳の若さで亡くなった安房直子、全7巻の作品集のうちの第一巻。絶版のため、古書で購入。日本児童文学者協会新人賞の「さんしょっ子」など11篇の短編とエッセイ。

◆巻末のエッセイ集は、日々の生活、子育てする中から創造の種を見つけ出し、悩んだりしながらひたむきに創作に向き合う彼女の思いが率直につづられていて、心打たれます。全7巻のコレクションを少しずつ入庫していく予定です。