むあ文庫

はじめに

この場所にあるのは、ちいさな文庫とちいさな雑木林とたくさんの物語です。

お茶とお菓子と物語を片手に目の前に広がる世界とのつながりを感じられるような、
大人になったからこそ、新たな物語と出会い、自身を取り巻く世界と再び出会えるような、
そんな場所にしたいと思っています。

生きること、それは終わりのない物語のよう。
とるに足らない小さな物語の集積である日々や人生。
この文庫は、そんなたくさんのちいさな物語で、出来ています。

おはなし

家の住人が大学生だった頃から集めはじめた絵本と児童文学書のために小さな文庫を建てました。1993年冬、その文庫を娘2人の頭文字をとって「むあ文庫」と名づけ、毎月第2土曜日に開けたのがはじまりです。
当時小学生だった娘たちが今では大きくなり、2017年5月新たにカフェスペースを併設してオープンすることになりました。
大人も子どももお年寄りも、ゆったりとくつろげる場所にしたいと思っています。

文庫の使いかた

  • 絵本と児童文学書、児童文学にまつわる関連本など、約4,000冊の蔵書をお読みいただけます。
  • 文庫は、カフェで飲食いただいた方であれば、どなたでも利用していただけます。
  • 文庫内で気に入った本があれば、文庫内だけでなくご自分の席まで持ってきて読んでいただけます。
  • 貸し出しはしておりませんので、どうぞ一日かけてゆっくりとお過ごしください。
  • ちいさなお子さまをお連れの方は、文庫内へは付き添っていただき一緒に本を探してあげてください。
  • 庭は自然に近い状態で残していますので、木々や石などでケガをしないように十分ご注意の上、存分に楽しんでください。☆特に石で出来たテラスの角には十分お気をつけの上、ご自身の責任で遊んでいただくようお願いします。
  • カフェ内では、落ち着いた読書空間づくりにご理解とご協力をいただき、ゆっくりと本をお楽しみください。
  • むあ文庫の本は、独自の視点で選んだ本を入庫しています。本の寄贈は基本的にお断りしております。ご了承ください。

 

ロゴマークのひみつ

イチョウの葉っぱ、アリ、鳥の羽、輪ゴム、ボタンなど身の回りにある何でもないようなモノたち。
文庫の根っこはいろいろなモノの集合体です。
根をおろして生きる、この場所で生きる、という思いをこめています。